2005年07月24日

自分の旗を揚げて、進むしかない

一度会っただけで”全面的に応援してくれる”という方がいた。
正直びっくりしながらも、何かのご縁だと信じてその方の紹介で、
ある業界の大御所の方を訪ねた。
 
 待ち合わせした場所で、すぐに彼だと分かった。

 「裏表のない、才能を応援したいという熱い心をもっている
  ○さんの話は無条件に聞くことにしている。
  ○さんは損得なく向き合ってくれるから、○さんからの
  紹介なら、僕は一度会うことにしている。
  普通は、利害関係や仕事の関係でもないのに、お会いすることはない」

 そう語る彼に
 まっすぐ見つめられると「この人にはウソはつけない」
 すべてを見透かされてしまう・・・そう思った。

 私の二倍は生きたであろう、
 それも業界の第一線で真剣に向き合って来ただろう彼と
 長谷川希の人生すべてを背負って対峙する。

 自分の薄っぺらさや甘さが痛い。

 一生懸命生きてきて、自分の頭で考えてきた彼なりの人生の哲学がある。
 こんなちっぽけな”青臭い”想いを伝えても、まだそれが明確な
 ビジョンになり、ストーリーになっていない現状では、弱い。

 彼の話を聞きながら、その彼の生きた文脈を頭で理解し、その感覚を
 その場で共有する(厳密にはできないけれど)、共有しようということ
 でしか関われない。
 
  お互い事前情報の殆どない、もしかしたら出会うはずのない二人が
 2時間近く、その時を共有した。

 私は、もしかしたら、紹介してくれた○さんの想いに応えられないかも
 しれない。でも、忙しくされていて、かつなんの利害関係もない私に
 2時間もつきあってくれたこのご縁。

 私に分かるように世の中の仕組みや、真摯に語ってくれた想いを
 私も汗をかきながら、必死で受け止めようとした。

 途中で、

  「君の気持ちは大切だけれど、どの世界でやっていくか、もっと
   立場がはっきりしていたら、できる限りは協力しますけれど・・」

 とおしゃってくれた時は、正直ほっとした。
 
  
 彼と別れたあと、必死でその2時間のことを書きとめながら考えた。
 
 「腹をくくって、本気で旗を揚げる」こと。
  それしかない。
  ようは、なんの旗を揚げるか。
  
  テーマはあって、やりたいことはたくさんある。
  どう、世の中の仕組みと折り合いをつけていくか。
  
  今の私にあるのは、自由な時間という財産だけ。
  尽きていく資金の不安と闘いながら、進むしかない。

 
 
 
 
 

nozomipon at 09:39│Comments(4)TrackBack(0)

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この記事へのコメント

1. Posted by 田舎暮らし   2005年07月24日 22:09
のぞみぽんは『縁』があったからその人に出会ったのです。大切に大切に。
2. Posted by エリ   2005年07月25日 00:13
このブログどんな展開になるのか更新たのしみにしてます。
関係ないんですが、最近わたしのなかで、第2次カフェブーム。おすすめのカフェありますか、いつもフラッグスカフェのプレートばかりたべてるので飽きてきて。カヌレブームも再燃中!
3. Posted by のぞみぽん   2005年07月28日 08:09
田舎暮らしさん、

大切に大切に・・・。
ありがたいお言葉です。

エリさん、フラッグスカフェって
丸の内のですか〜いぃ!?

私もよく、営業の途中に食べたなぁ・・・と
大手町時代を思い出しました^^
うまいですもんね。

もし、大手町・丸の内エリアがお庭なら、
カフェじゃないけれどお勧めは、
皇居の前の公園?の噴水のあたり。

・・・木がいっぱいで
マイナスイオンに癒されます。
中にあるバイキングは、どこかのホテル味が
楽しめて、1000円くらいでかな〜りお得で美味しいハズ。

・・・って2年前の情報ですが^^;
4. Posted by やえ   2005年08月01日 19:49
日比谷公園ですね。
私も外回りの合間に良く行っていた…って
言うと誰が見ているかわからないので、
行ってませんでした^^;
希さんの言われている店は日比谷図書館の近くにあるお店
では?名前は私も忘れました(笑)
でも、緑に囲まれた店で、外で食事できるスペースもあり、
とても雰囲気が良かったのは憶えています。
関係無いけど日比谷公園には有名なカレー屋もあった気が
します。
    

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